そして時代祭りの夜に必ず行われる祭りがあります。京都3大奇祭とも言われるお祭り鞍馬の火祭りです。
2015年、この祭りに(あまり下調べもせず)行ったので今後行かれる方の参考になればと昨年のことをつらつらと書きたいと思います…。
鞍馬の火祭 2015 |
- 祭り開始は18時位。
- 当日鞍馬街道は通行止めとなるので交通手段は叡電鞍馬線のみ。
- 叡電鞍馬線が激混みになる。
- 祭りは深夜まで行われる。
なるべく満員電車は避けたいので早めに現地入りし、祭の開始まで鞍馬寺でも拝観。
帰りの満員電車もなるべく避けたい、乗っても短時間にしたいので鞍馬駅に近い駅までバイクで行きそこから電車に乗ることに
行き
叡電の途中の駅までバイクで行き、そこから叡電に乗ることに。京都も岩倉あたりまでくると駐車場代も安くなり、うまく行けば無料のところもあるのではという計算もありました…。
叡電の線路沿いに鞍馬へ向かっていくと駅前に駐輪場があるところを見つけられたので(市原駅か二ノ瀬駅?)そこにバイクを止めて叡電に乗ることに。
が、帰る時に知ったというかWikipediaにも記載があったのに後から気づいたのですが、祭りの日には叡電貴船口の駅前付近に臨時の駐輪場(確か無料)が設けられ、貴船口までは自転車で行くことができてるのです。実際、自転車、バイクで来ている方は結構いる感じでした。貴船口からだと鞍馬までは1駅、歩いて行けないこともありません。体力に自身がある方は天気良ければ京都市内からレンタサイクルで行くという手もあると思います。
到着から祭り開始まで
16時くらいに鞍馬口に到着。鞍馬街道沿いの家々の前には祭りで使用される松明が置かれ祭り気分?も高揚してきます。
各家の前に置かれた松明 |
鞍馬寺前の参拝客と警備の警察の方々 |
さすがにまだ早いと思い鞍馬寺へ拝観へ向かいます。が、鞍馬寺の拝観は早めに終了という衝撃の事実が!祭り関係なくたまたまこの日がそういう日だったのかどうかはわかりませんが....。鞍馬寺で拝観して時間を潰せなくなってしまいました。当日同じことを考えている方は気をつけてください。(すごく体力に自身のある方は貴船口から鞍馬山を登って鞍馬寺へ降りてくるという手もあります…。)
仕方なく鞍馬街道をくらま温泉方面へ向かって行き街道沿いの街の様子などを見て歩くことに。
進入禁止となる鞍馬街道の一方のくらま温泉からの鞍馬寺方面の様子 |
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街道沿いに置かれている松明 |
祭り開始まで鞍馬川沿いの土手で休憩する人達 |
食事
火祭はよくあるお祭りのような夜店が(たしか)一切出てません。なので食べるところが相当限られてきます。祭りの最後まで残ろうと思われる方はいろいろと自前で用意をしていったほうがいいと思います。記憶に残ってるところでは鞍馬寺駅前の飲食店くらいしかありません。相当混んでました。他にはくらま温泉の駐車場のところに唯一屋台が出ていますが、祭りが始まると一般観光客はくらま温泉方面は通り抜けできなくなります。早めに鞍馬に入られて祭り待ちをされる方は食事の確保をまずは考えたいいかもしれません。。
祭りの開始
今更ですが鞍馬の火祭は巨大な松明を抱えた地元の方々が鞍馬街道を歩くというお祭りです。よって一般観光客には大幅な通行制限があります。(当たり前ですが火の付いた松明は危険ですから。)
鞍馬街道の歩道に規制線(ロープ)が貼られそこから出ないように、また、立ち止まらないようにひたすら警備の方から促されます。(いわゆるDJポリス的な警官も配備されていますし、海外からの観光客に配慮していろんな国の言語での呼びかけも頻繁に行われてました。)
立ち止まって見ることができず、一定のコースをぐるぐると巡るという回遊魚状態にならざるおえない状態になります。
立ち止まって見ることができず、一定のコースをぐるぐると巡るという回遊魚状態にならざるおえない状態になります。
祭り開始直前。鞍馬駅からは続々と観光客が |
祭りの開始。駅前で鞍馬街道を横断するために列が動かず。カープミラーに映る松明を撮影 |
DJポリス |
一般観光客が祭りを鑑賞できるのは鞍馬駅前の鞍馬街道を横断した歩道を起点として鞍馬寺へ向かって歩き、鞍馬寺前を通過して数十メートルを歩いたところまでです。そこまで行くと警備の方が多数待ち構えており鞍馬川沿いの道に曲がることになります。
やっと鞍馬街道に出て、鑑賞できる祭りの様子。基本立ち止まれません。 |
祭り時の鞍馬街道。観光客は右歩道のみ。正面鞍馬寺へ向かって立ち止まることなく歩きます。 |
正面は鞍馬寺。ここで右側に道が曲がります。 |
ゆったりと見たければ鞍馬寺前のお店2階から見ることも可能みたいです。多分要予約です。
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鞍馬寺前を曲がったところ。道幅も狭くなり警備の方の数もぐっと増えます。 少し先にて観光客は鑑賞終了で鞍馬川沿いの道を歩くことに。(プラカードの部分) |
運が良ければこんな場面にも |
さらに運が良ければこんな場面にも |
観光客が鑑賞できる最後の場所あたり。奥は盛んに燃えていますが残念ながらここまで。観光客も右側にあふれんばかりに。警備の方の怒号もなかなかに。。。 |
鞍馬川沿いの回遊魚ルート。祭り開始前に撮影しているので人影はまばら。 祭りは全く見えません。 |
ここも鞍馬川沿いの回遊魚ルート。祭り開始前に撮影。 |
回遊ルートの鞍馬川沿いの道は普段は10分もかからず歩けますが、祭りが始まると通り抜けるのに3~40分はかかるでしょうか。この間、焚き火の煙くらいしか見えるものはありません。
祭りたけなわの頃の鞍馬川沿いの回遊魚ルート。人だらけとなり。列もまったく動かなくなります。 |
帰り
祭りは深夜0時前まで続き、最後はお神輿などが出て来て観光客の方も参加できるという話を聞いてはいましたが、この時点で疲れてしまい21時前には帰ることにしました。最後まで期待されたかたには申し訳ありません。
帰ろうと思い叡電鞍馬駅に向かいましたが駅の前はすでに乗車待ちの人でかなりの列が…。再び行列に加わるのが辛かったので貴船口まで歩くことに。鞍馬からの電車は当然満員なのですがそこそこに隙間もあり待つこともなく乗車できました…。行列待ちが嫌な方にはおすすめかもしれません。。。
最後に
大半の方は満員の叡電で来られてさらに過酷な回遊ルートを強いられるお祭りですが、幾つか規制線の向こうでゆったりと見ることができる方法もあるようなので簡単にまとめておきます。
・鞍馬在住の方と知り合いになる。
当たり前のことですが…。氏子さんとおぼしき祭り関係の方は緑のタスキをかけられていてゆったりと鑑賞できます。
・観光タクシー
当日タクシー運転手に連れられて規制線の向こうで祭りを見ている一般観光客の方が何名かいました。きっとお高いのでしょうがゆったりとじっくりと見ることができるようです。
・当日くらま温泉に宿泊する
規制線の向こうにはくらま温泉の浴衣を来て祭り見ている方も何名か。これもゆったりと見れるようでした。
2015年の鞍馬の火祭は平日に行われました。それでもこの賑わいですので今後行かれる方は充分計画を練られることをおすすめします。
以上です。
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